新型コロナウイルスの拡大によって多くの企業の活動は制限され、展示会イベントも中止、あるいはオンライン開催への移行を余儀なくされました。
イベントのオンライン化・DX化は業界を変え、大きな利便性をもたらしました。しかし、例えば手触りなど、手に取ってみないと分からない商品や、色味や香り、味わいなど、「リアル空間」でないと伝わらない商品は数多くあるのも事実です。そこで本イベントでは、「リアル空間だからこそ伝わる魅力」を備えた、ものづくり企業25社に参加を呼びかけました。
通常、大型展示会に出展する企業は、商品販路の拡大を大きな目的としています。しかし本イベントは、昨今の市場が変化するスピードの加速、顧客ニーズの細分化、ものづくり企業が直面しやすい専門職人材の不足といった課題にも着目し、販路拡大のためだけではない、新しいイベントのあり方を探ることを軸足に検討をスタート。ブランド戦略や商品戦略、プロダクトデザインといったバリューチェーンの上流工程に貢献する、オンラインや大型展示会とは違う新たな価値を持ったイベントを目指して開催されました。