日本ホビーショー2025にて、自社企画・制作による参加型フラワーインスタレーション「花ごころアート」を初公開しました。
「花ごころアート」は、規格外や余剰出荷で廃棄されるはずだった花々に、新たな意味と役割を与える体験型アートプログラムです。日本では、出荷調整やサイズ規格といった理由で、まだ美しく咲いているにも関わらず廃棄される花が少なくありません。
こうした“見えにくいロス”に対して、Distは「感情」という視点を差し込むことで、単なる再利用ではなく「人の想いが介在する新たな価値」としての設計を試みました 。誰かの言葉や気持ちを添えることで、共感や記憶を届ける“場のメディア”として花が再生される「咲かせ方の再構築」を通じ、人と空間、そして社会との新しいつながりを生み出しました。
今回使用した花材は、全国5箇所から“旅してきた花たち”です。
富山県:チューリップ(球根出荷用で切り取られるが花は流通せず)
和歌山県:スターチス(規格外品)
淡路島:カーネーション(余剰在庫)
愛知県:ショートローズ(サイズ規格外)
静岡県 浜松市:ガーベラ(生産過剰分)