展示会ブース演出の新トレンド! 床を上げて洗練された空間を実現
2019年10月31日PR

株式会社ユニオンアルファ
大屋 幸乃さん(左) 荒井 恭平さん(右) ダスキンレントオールグループのフランチャイズ加盟店。イベント用品のレンタルのほか、イベントの企画制作から、運用管理までワンストップで提供している会社です。展示会・見本市における空間演出にも定評があり、企業・団体、官公庁、自治体などが展示会に出展する際のブース設計や設営をサポートしています。
各地で連日のように開催されている展示会・見本市。自社の製品・サービスをアピールできる場であると同時に、来場者から企業のイメージや姿勢を見られる場でもあります。多くの出展者が集まる展示会で自社のブースに足を止めてもらうには? 海外からの来場者も増える中、展示ブースの演出にはどのような工夫が求められるのでしょうか。
今回は、展示会やイベントの空間演出を手がける、株式会社ユニオンアルファの大屋さんと荒井さんに、展示会のトレンドや業界動向、差別化を図るためのブース施工について聞きました。
ヨーロッパの展示会に見る洗練された雰囲気の秘密とは?
─まずは展示会や見本市の最近のトレンドや動向を教えていただけますか。
大屋さん:ここ何年かヨーロッパの展示会を視察しています。特に“展示会先進国”と言われるドイツの展示会に足を運ぶことが多かったのですが、どの会場も非常に洗練された印象でした。
大小のブースが並ぶ様子は日本の展示会と変わりませんが、よく見るとそれぞれのブースの床が、通路から一段高くなっているんです。会場の床にそのままカーペットを敷くことが多い日本の展示会と違い、ヨーロッパなどではほぼすべてのブースが「床上げ(ゆかあげ)」をしています。これによって、各ブース、そして会場全体がスタイリッシュに見えます。足元だけのことなんですが、ずいぶんと印象が変わるんですよね。
荒井さん:私たちユニオンアルファは、海外の展示会ではスタンダードな “展示ブースの床上げ”が、日本国内でも一般化するのではないかと考えています。というのも、ビジネスのグローバル化が進み、海外からの展示会出展者や来場者も増えており、展示会先進国のトレンドは必ず日本にも波及すると思うからです。
─展示ブースを床上げすることの効用は何ですか?
大屋さん:一番は、やはり、展示ブース全体を洗練された印象にすることです。特別感、おもてなし感が出せると思います。来場者に対して、展示スペースが特別な空間として印象付けられます。
荒井さん:床を上げると単純に自社ブースが目立ちますよね。ブースに立つコンパニオンやスタッフも頭ひとつ高く見え、遠くからでも目に留まりやすくなります。床上げがまだ一般的でない日本国内の展示会では、わかりやすく他のブースとの差別化が図れます。
展示会ブースの床上げ作業を劇的に効率化するフロアシステム
─具体的にはどのように床上げするのでしょうか?
大屋さん:現在日本で「床上げ」の主流となっているのは、展示ブースを組み立てる職人さんが、いわゆる「コンパネ」(合板)をフロアに組んで床を作る工法です。建築に近い作業ですので手間と時間がかかります。当然ながらコストもかさむことになります。
イベント業界も他の産業同様に手間暇かかる作業を効率化する必要に迫られています。そこで、私たちがおすすめしているのが、「オクタエレベイトフロア」という、床を作るためのシステム部材を使うことです。ポリプロピレン製の床パネルをスペースに合わせて敷くだけですから、職人さんの木工作業は不要で、施工時間も大幅に短縮できます。
─オクタエレベイトフロアについて詳しく教えてください。
大屋さん:展示ブースの壁材などで知られるドイツの「オクタノルム社」が、誰でも簡単に床上げ作業ができるようにと開発したシステム部材です。ユニオンアルファでは、このオクタエレベイトフロアのレンタル、施工作業をお手伝いしています。
従来の床上げは職人さんによる施工が必要でしたが、オクタエレベイトフロアなら特別な技能は不要です。手順さえ覚えたら、アルバイトさんでも問題なく床を作ることができます。しかも時間がかかりません。これまで1時間かかった作業が十数分で済むこともあります。
─確かにこれだと誰でも床が作れそうですね。
荒井さん:そうなんですよ。特別な工具などは必要ありません。私も現場で施工したことがありますが、驚くほど簡単でした(笑)。1枚1枚のパネルは頑丈なわりにそれほど重くないため運搬もラクです。オクタエレベイトフロアを使った床上げ作業を紹介している動画がありますのでぜひご覧いただきたいです。
こんなに簡単!オクタエレベイトフロア施工動画(YouTube)
大屋さん:オクタエレベイトフロアは配線の自由度も非常に高く、1平方メートルあたり(約500ミリ×約1000ミリのパネル2枚)、最大で29ものケーブル用の穴があります。床下にケーブルを這わせ、好きなところから出せますから、ブースがすっきりします。デザインや設計への制約も少なくなりますよね。
また、フード系の展示会ではブース内にシンクなどの水回りを設置することがあります。もちろん給排水のパイプを通すこともできます。木工の床では困難だったことが、あらかじめ考慮して作ってあるため、オクタエレベイトフロアならお客様のイメージに合ったブースをより自由に設計することが可能です。
─高さ調整はどのように行いますか?
荒井さん:オクタエレベイトフロアの下に置く「ベースプレート」という部品(足)を重ねて高さを調整します。ベースプレートは工具不要なはめ込み式で、パネル同士の連結もできるため、パネルと足部分がずれることはありません。
ひとつのベースプレートの高さが55ミリ、最高4段まで重ねることができます。パネルの厚さを含めて床面の高さを約100ミリから約270ミリの間で調整することが可能です。また、このベースプレートとは別に、45~95ミリの範囲で高さを自由に調整できるアジャスターもあります。
高さの調整機能を利用して階段(ステップ)を作ったり、展示ブース全体を床上げしておき、その中の一部分をさらに高くして、より注目させたい展示物を置いたりといった使い方もできます。
─強度はどうでしょうか。
荒井さん:1平方メートルあたり5500kgの荷重に耐えられます。しっかりした構造になっていますから強度は心配ありません。スポーツをすることもできますよ。例えば、バスケットボールの「3on3(スリー・オン・スリー)」のデモンストレーションを見かけることがあります。コート部分を床上げするとぐっと見栄えがよくなりますが、これまでは簡単に施工できる部材がありませんでした。こうした動きに注目を置くようなシーンでもオクタエレベイトフロアをご活用いただくとよいと思います。
大屋さん:強度がありながら、オクタエレベイトフロアは環境に優しい部材でもあるということをお伝えしたいです。従来の床上げで使うコンパネは、一度使ったら廃棄することが多いのですが、オクタエレベイトフロアは繰り返し使うことを前提に作られています。原料も100%リサイクルでエコです。施工の簡単さや高い強度はもちろん、エコの観点からも自信を持ってご提案できる商品です。
屋外のイベント・式典などで使うテントの床材に最適
─オクタエレベイトフロアの展示会以外での用途を教えてください。
大屋さん:屋外イベントやスポーツ大会で、テントの床材としてよく利用されています。例えば、野外の音楽フェスでは、チケットブース、飲食、本部、救護など、たくさんのテントが並びますが、そのテントの床上げに使います。足元を整え、雨が降った際に足元がぬかるむのを防ぐためですね。オクタエレベイトフロアはポリプロピレン製ですから、雨対策が必要な屋外イベントでの使用にもぴったりです。
荒井さん:開通式や落成式のテープカット、地鎮祭などでも使われています。大切な招待客に足元の悪い中を歩かせたくないですし、床上げすることで式典・セレモニー会場の雰囲気がぐっとしまって見えます。VIP席の設営にも使われます。
常設の会場が少ない地域では、大型テントを設置して展示会などを実施することがあります。ユニオンアルファでは、全天候型の大型テントも多数ご用意しています。床材のオクタエレベイトフロアと併せてご利用いただくことで、よりよい環境づくりが実現できると思います。
オクタエレベイトフロアは、床パネルの数により施工面積を自由に設定できます。イベント規模の大小にかかわらずご利用いただくことができます。
床材のストックは2,000平米。大小イベントに柔軟に対応
─最後に展示会出展者や、展示ブースの設計・設営関係者に一言お願いします。
荒井さん:ユニオンアルファでは、現時点でレンタル可能なオクタエレベイトフロアを2,000平方メートル分ご用意しています。これだけの規模のストックを抱える業者は日本国内にはないと思います。大規模なイベント、広い面積の施工にも十分対応できますので、少しでも興味がございましたらお問い合わせいただきたいです。
大屋さん:国内の展示会では、水回りの敷設が必要なフード系の展示会、モーターショーなどを除いては、展示ブースの床上げを行っている例は多くありません。欧州の展示会に慣れた方から見ると少し寂しく感じるようです。逆に言いますと、いまブースを床上げすれば来場者の目をひき、他のブースとの差別化が図れるということです。
今後、海外からの来場者や出展者が増える中で、日本でも展示ブースの床上げがスタンダードになっていくと思います。オクタエレベイトフロアは、施工が簡単で使い勝手のよい床材です。展示空間の雰囲気を変えたい出展者様、ブース企画や設営に携わる施工業者様、どうぞお気軽にご相談ください。
ありがとうございました。
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