1コマ・間口3mという小規模ブースは、来場者に素通りされやすい環境ですが、本ブースはその課題をグラフィックの力で克服しました。壁面いっぱいに「プロダクトデザイン」のメッセージを掲げ、さらに代表的な製品ビジュアルを大きく展開することで、一瞬の通過でも「何をしている会社か」が伝わる構成にしています。実際の商品は通路沿いに配置し、歩きながらでも目に入りやすく設計。小さな製品を扱う企業にとって、壁面グラフィックと実物展示の組み合わせは視認性を飛躍的に高める有効な手法となりました。造作はあえて軽やかに抑え、気軽に声をかけやすい雰囲気を演出。限られたスペースでも「立ち止まらせる」ことに成功した、1コマブースの好例といえます。
★株式会社CLAMP(クランプ)ホームページ
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